Q&A

少額訴訟ではどのような判決が言い渡されますか。

少額訴訟とは、簡易裁判所に、60万円以下の金銭の支払いを求める訴訟・請求訴訟を提起して、紛争を解決する手続きです。 詳しい用語の解説は、用語集:「少額訴訟」「一期日審理の原則」へ

【少額訴訟の判決】

少額訴訟で言い渡される請求認容判決(原告の請求を認めて、被告に対して、金銭の支払いを命じる内容の判決)は、通常の民事訴訟と異なり、次のような大きな特徴があります。

  • 支払期限が猶予することができる
  •  一括払いでなく、分割払いにすることができる

金銭の支払いを求める通常の民事訴訟で、認容判決が出る場合、将来の給付に関する請求である場合を除いて、被告に対して、当該金員を、直ちに、一括で支払うよう命じられます。

ところが、少額訴訟では、判決で命じる金銭の支払いについて、判決言い渡しから3年を超えない範囲で、一括支払いの期限を猶予したり、分割払いをするよう命じることができます

また、このようは判決を命じることができることと併せて、期限に従って一括払いした場合や、期限の利益を喪失することなく分割払いを終えたときは、訴え提起後の遅延損害金の支払い義務を免除すると、判決で定めることもできます

なお、このような判決に対する不服申し立ては認められていません。

【参考条文】

●民事訴訟法第375条

第1項

裁判所は、請求を認容する判決をする場合において、被告の資力その他の事情を考慮して特に必要があると認めるときは、判決の言渡しの日から3年を超えない範囲内において、認容する請求に係る金銭の支払について、その時期の定め若しくは分割払の定めをし、又はこれと併せて、その時期の定めに従い支払をしたとき、若しくはその分割払の定めによる期限の利益を次項の規定による定めにより失うことなく支払をしたときは訴え提起後の遅延損害金の支払義務を免除する旨の定めをすることができる。

第2項 

前項の分割払の定めをするときは、被告が支払を怠った場合における期限の利益の喪失についての定めをしなければならない。

第3項 

前2項の規定による定めに関する裁判に対しては、不服を申し立てることができない。

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