用語集

時効(じこう)

時効とは、その法律上の根拠を問わず、ある事実状態が一定期間継続したことを主な要件として、その事実状態を尊重した形の権利の取得・消滅を認める法制度のことをいいます。


時効は、時効によって権利を取得する取得時効と、時効によって権利が消滅する消滅時効の大きく2つに分類されています。
債権回収においてよく問題となるのは、これらの内、消滅時効です。
債権・お金を回収する根拠となる権利、請求権が時効で消滅してしまい、債権やお金を回収することができない場合があります。
債権の一般的な消滅時効の期間は、10年です(民法167条1項)。
ただし、この期間については、権利の種類によって、民法や商法などによって5年、あるいは、5年以下など、様々に修正されています。一般的な消滅時効(10年)より短期で時効消滅してしまう時効は、短期消滅時効と呼ばれています。
債権・お金の回収にあたっては、この短期消滅時効に特に注意する必要があります。
また、時効の中断や、確定判決等を取得して時効期間を10年にする(民法174条の2)などの方法により、時効が成立しないようにすることができます。

各債権の消滅時効の時効期間については、こちら:よくある質問「債権・お金を回収したいのですが、債権は何年で時効によって消滅しますか。」

 

【参考条文】
○民法167条
1 債権は、10年間行使しないときは、消滅する。 
○民法第174条の2
1 確定判決によって確定した権利については、10年より短い時効期間の定めがあるものであっても、その時効期間は、10年とする。裁判上の和解、調停その他確定判決と同一の効力を有するものによって確定した権利についても、同様とする。

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